三笠フーズ・汚染米問題に見える国の本音・消費者の本音 [食、食糧]
汚染米についていろいろなことがわかってきましたね。
私自身、10年以上前から自らの体調不良からかなり食べ物についてはこだわってきました。体調が最悪のときには、自分の体が高感度センサーのようになってしまいましたので、安全性についてあまり問題視されてなかったものについても、これはちょいと危険なものが入っていると身をもって学んできました。というより、わからされてしまったというべきか・・・ですから、メーカー名とかブランドとか品質表示でさえもあまり信用してないし、最後に頼りになるのは自分の嗅覚、味覚、をはじめ五感と直観と思ってきました。
だからと言って、農水省をはじめとした国のやり方に怒っていないわけではありません。しかし、国を信用しようとする気持ちがほとんどないので、怒りの方向性や、怒り方も少し、微妙です。
まず、農水省と転売業者は利益が一致しています。農水省は汚染米の在庫を抱えたくないし、何とかうまく処理したい。転売業者は安く仕入れられて、うまく売り抜けば暴利です。利益共同体です。金儲けや権力に走る人はその他大勢の健康とかは幸せとかは考えていません。
また、仕入れ業者、消費者もなるべく安く買いたいという気持ちがあります。こだわりを持って丹精込めて作っている人の顔が見えるものは当然それなりの値段がします。一方、一応少し安くて国内産とうたっているけれど、よくわからいものがあるとします。どちらを選ぶか、おそらく、後者を選ぶ人の方が多いのではないかと思います。私自身、自然食品の店をやったこともありますので、それは経験からわかります。しかし、安い方を選ぶ人を一方的に非難しようとも思いません。私も一家の主婦としてその気持ちもわかります。しかし、確かなものというのはそれなりの値段がするというのも事実です。
日本の自給率がここまで下がってしまったのは、もちろん、国の施策が一番大きいと思いますが、消費者が、外国産の安いものをよく考えずに手を出してきたということもあります。消費者がNOと言えば変われることもあったのではないかと考えます。
中国産の餃子の問題で道産材料を使った冷凍餃子が私の属する生協で発売されました。今まで冷凍餃子なんて買ったことがないのですが、つい買ってしまいました。 いいお味でした。災い転じて福となす。不景気で使えるお金は限られていますが、安物買いの銭失い、健康失いではなく、小さなお金でも国内産業への投資として、よく考え、見極めて使いたいと思います。