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氷山の一角 あきれた事業 [政治]

 

札幌の団体、白書丸写しで報告書 経産省委託事業で420万円受領

(05/18 09:18)

 経済産業省の2007年度ビジネス性実証支援事業の委託を受けた札幌の民間団体が、政府の観光白書などをほぼ丸写しした報告書を作成し、委託費421万円を受け取っていたことが17日、分かった。

 民間団体は経産省が指定した参考資料を基にまとめたと主張しているが、同省は否定している。

 報告書を作成したのは札幌のIT関連企業など2社で構成するインターナショナル・サービスマイスターアカデミー協議会。経産省の事業はサービス業従事者の能力評価基準づくりなどを内容とし、07年度の事業費は約2億3千万円。

 野村総合研究所(東京)が一括して受託し、同協議会など全国5団体に、事業の一部を再委託した。同協議会は国際観光関連の調査を行った上で報告書をまとめ、野村総研に提出することになっていた。

 しかし、出来上がった報告書は全132ページの約9割が07年版「観光白書」などの丸写しで、冒頭の「訪日外国人増に向けた国の施策とその概要」の章は、本文からグラフまでほとんど観光白書と同じだった。

 同協議会に参加した企業の社長は観光白書など資料の丸写しを認め、「当初は独自調査も行っていたが、野村総研から変更を求められたので、(観光白書を含む)経産省の参考資料一覧に挙げられた資料を基に報告書を作成した」と話す。これに対し、野村総研は「調査中で詳しいことは答えられない」としている。

 経産省は「そんな参考資料一覧は作っていない」と反論しており、近く関係者から事情を聴く。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/231958.html

 

こういう無駄金もチリも積もれば山となる。検察や警察の架空領収書作成でせっせと作っている裏金も全国、過去にさかのぼってみれば、どのくらいの金額になるのだろう。天文学的数字になるのでは・・・

庶民が生活費をやりくりする感覚と、税金で食いつぶす感覚というのは表裏一体かもしれない。

おれたちは過去貧乏だったからこのぐらいのおこぼれは当然、とか、こんなに苦労してきたのだから当然の権利だとか、毎日嫌な仕事を頑張っているのだから、このぐらいの特典はあっても当然とか・・・

そういう気持ちが変わらない限り、地球上の金の問題はなくならないだろう。突然話のスケールが大きくなってしまうが・・

貧困や格差という問題も何千年も解決できなかった・・・いや、むしろ推奨してきた。一部が特に贅沢するるために。欲を抑えられない人達は、ささやかな幸福に満足して平和に暮らしている人々を蹴散らし、争わせ、漁夫の利を得てきた。

国家という組織が清廉、潔白で無いのは当り前さ。そういう人たちが作った道具だもの。もっと言えば、組織なんてみんな多かれ少なかれそういうもの。清廉でいようとしても、束縛し、固執すれば必ずどこか腐ってくる。組織を利用してうまい汁吸おうとする連中が必ず出てくるからね。でもそれを一概に非難することはできないと思うよ。組織の仕事と責任押し付けられて、嫌なことまで引き受けなければならない人もいるだろうから・・

というぐあいで仇討や鶏と卵よろしく、どこまでいっても終わらない。

それを変えるものがあるとしたら、人の自立した精神、思いやる心、本当のことを言う勇気と不屈の意志だと思う。

 

 


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