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国の責任放棄! 都市部認可保育園の基準緩和 [教育・子ども]

一人親家庭の貧困率が54・3% OECDで最悪

そしてすし詰めとも言えるような保育環境、いったい私たち日本人は今まで何してきたんだ?

そして世界の飢餓人口は10億人である。

いったいどうしたら、こんなにひどいことになるんだ?

◇効果「限定的」、待機児童の解消ほど遠く

 厚生労働省が全国一律の認可保育所の面積基準を東京などの都市部に限って時限的に緩和する方針をまとめた。待機児童の解消などが狙いというが、保育関係者からは「待機児童の解消には効果がない」「保育環境が悪化する」など疑問や懸念の声が上がっている。【山崎友記子】

 ◇現状でも国際的には「最低」/「問題は財源不足」

 ●終戦当時のまま

 東京都江東区の神愛保育園。午前11時半、1歳児の昼食が始まった。10人が三つに分かれてテーブルを囲むが狭くて身動きが取れず、人数分の皿もテーブルに載せ切れない。

 同園は、国の最低基準を満たした認可保育所だ。しかし、園庭もなければ、園児全員が集えるホールもない。

 増える入所希望者に対応し、事務室や休憩室などもすべてつぶし保育スペースにした。それでも寝る部屋と食事の部屋は同じ。定員は3年前まで73人だったが待機児童解消のため78人に増員。今年4月からはさらに増やし80人受け入れている。

 伊藤美代子園長は「子どもたちの生活を守るため、これ以上一人も増やせない。もし基準が下げられ人数が多くなれば、ひっかきやかみつきなど、確実に子ども同士のトラブルが増え、発達にも悪影響を及ぼしかねない。毎日10時間も過ごす保育園の環境がそれでいいのか」と訴える。

 保育所の最低基準が制定されたのは1948年。当時の保育所は終戦直後の救貧対策という位置付けだった。その後、保育所の役割も広がったが、面積の基準は当時のままだ。

 このため、全国社会福祉協議会は専門家らを集めた実証研究で、今年3月に報告書をまとめ、食事と午睡の空間を分けるため、2歳児未満は1人当たり4・11平方メートル以上、2歳児以上は2・43平方メートル以上必要であると提言した。米・英・仏などとの国際比較でも、日本の基準は最低レベルであると指摘した。

中略

●「国の責任放棄」

 今回の問題の底流には「最低基準」のとらえ方の違いがある。地方への権限移譲を求めた地方分権改革推進委員会の勧告は「最低基準」を国から地方への「義務付け・枠付け」(規制)と位置付けた。

 しかし、保育関係者の多くは異なる考えだ。日本社会事業大学の金子恵美准教授(児童福祉)は「最低基準は、子どもの生活や発達を保障する最低限の水準であって規制ではない。国が基準を手放すことは責任放棄を意味する」と憤る。

 厚労省は「保育の質などに深刻な影響が生じかねないものについては全国一律の最低基準を維持する」と主張しているが、例外を設けたことで矛盾が生じることになった。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20091116ddm013100036000c.html

 

いかに世界が自己中心的な人々が中心になってまわってきたか ということだ。

その結果が現在なのだ。

そろそろ目を覚ました方がいいんじゃないか?

私たちが信じてきたこの世界の仕組みは砂上の楼閣なのだ。

その楼閣をさも本当にそこにあるように見せられ、その周りで私たちは踊ってきたのだ。

もちろんそれは無駄なことではなかったけれど、もうそろそろ全てが幻影だったと気づいてもいいころなのだ。

 


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