普天間基地のこと

考えがまとまらずに今まで書かなかった。決して無関心だったわけではないんだけど。

沖縄には何回も行ったから、毎日の生活に基地が深くかかわっていることも肌でわかる。辺野古の海がきれいなことも。

基地の騒音・危険のことも厚木基地の近くに住んでいたからわかる。私が育った家は丁度、飛行機が離陸していくルートの下にあった。だから、沖縄の子どもが「パイロットの顔が見えるくらい」「すごい音」「怖い」と言うのもわかる。小さいころ、見上げてパイロットと目があった気がして手を振ったら振り返してくれた。（あまり速度の速いタイプではなかったんだろうね。）

丁度日が暮れる夕刻に、タッチ＆ゴー（着陸後に素早く離陸体勢に入り再度離陸する）が始まる。そうなったら会話は途切れ途切れ、電話もできない。小学校の窓は２重の防音仕様だった。（でも暑けりゃあける）

何も起きないことが不思議なくらいだった。

沖縄だけが大きな負担を抱えていることもよくわかる。

でも自分がそういう思いをしたから、その基地を移転すればそれでいいと思えないところがある。

ネットのどこかで「米軍の基地はなくそう」って書いてあったような気がするけど、そう言うと「平和ボケしている」とかっていう人もいるんだよね。平和じゃいけませんか？って逆に聞きたくなるけれど・・・・

喜納昌吉さんのメッセージは「すべての人の心に花を、すべての武器を楽器に、すべての基地を花園に、戦争より祭りを」

基地があってもいいけれど、武器じゃなくて楽器があって、歌ったり踊ったり・・・ならいいよね。だってアメリカ軍の兵士ももう限界なんじゃない。PTSDやら、麻薬中毒やら、自殺とか、乱射事件とか、

人間てやっぱり機械のように人を殺し続けることなんてできないよ。そういうことができたらもう人間ではなくなっているかもしれないし・・・・

確かにね、沖縄の人はずーっと辛い思いしている。島国でいろいろな所からいろいろな人がやってきてそういう人たちが好き勝手なことやっている。

それなのに沖縄の人たちの大半は明るさを失わない。すごいことだと思う。

なんか突拍子もなく愉快で、幸せで、涙が出るほどうれしい解決法がないかなって、私は夢見ている。

そのためにはやっぱり戦争を止めることなんだなって思う。

 

 

 

 

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