「言論リンチ」 なるほど、これがたぶんマスコミの本質だろう [日記・エッセイ・コラム]
あの事件と午前5時の六本木における「特別感」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20101202/217364/?P=1
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その中から一部
市川海老蔵をめぐるテレビの報道はちょっと異常だ。
見ていて口の中に苦い唾が湧いてくる。
要因はいくつかある。まずパネルに貼った紙を剥がしながら情報を小出しにして行くタイプのプレゼン手法が気持ち悪い。何をもったいぶっているんだ? 紙を剥がすときの効果音もダメだ。好きになれない。ほかにも、キャスター氏がパネルの文字を読み上げる時の香具師の口上みたいなイントネーション、出演者同士が苦笑をかわしあう様子をカメラが抜く時の絵柄など、数え上げたらきりがない。すべてが神経にさわる。
一番閉口するのは、スタジオの中に流れている、あの舌なめずりをしているみたいな空気だ。
あんまりだと思う。
君たちは他人の転落がそんなに喜ばしいのか?
いや、「ざまあみろ」と、内心でそう思うのはかまわない。
私自身、率直に申し上げるに、そういう感想を抱かないでもなかったからだ。
でも、仮に、心の中で「いい気味だ」と思っているのだとしても、画面に映っている人間は、その種の感情を押し隠さないといけない。これはたしなみの問題である以上に、メディアに露出している人間としての責任の問題だ。テレビ画面の中の人間は、数十万人の視聴者の情動を手づかみで動かしている。とすれば、彼は極力上品にふるまう義務を負っていると考えねばならない。
でなくても、「ざまあみろ」みたいな感情は、匿名の掲示板や私的なテーブルで、ごく限定的にあくまでもプライベートな形で排泄すべきもので、テレビのような影響力の大きいメディアを通じてあけすけに開陳して良いものではない。
中略
海老蔵氏の酒癖や負傷の詳細や目撃証言を伝えるレポーターは、興奮を隠しきれない口調で原稿を読んでいる。なんともうれしそうだ。その姿に、事件の凄惨さ以上のむごたらしさを感じるのは私だけだろうか。
「人を怒らせる天才(笑)という評判なんですね、これが(笑)」
「ははははは」
「ははははは」
水に落ちた犬を叩く天才たちが笑っている。あんまりではないか。
暴力事件である以上、殴った人間は良くないに決まっている。
殴られた側にだって、多少の落ち度はあったのだろう。酒の上での出来事なのだから。
その意味では、事件の詳細を伝える記者の口調に、非難の色がにじむのは当然だし、有名人が多少のプライバシーが暴かれることも仕方のないところではある。
でも、それにしても、いくらなんでもしつこい。
暴力がよろしくないことや、高飛車な言動が世間に嫌われがちであることは、別にディレクターが取材現場から両手を振り回しながら伝えるまでもなく、はじめからわかりきったことだ。若い連中が酒の上で殴ったり殴られたりすることが、素晴らしい所業であるはずはないし、守るべき伝統文化である道理もない。いったい彼等は誰に訓戒を垂れているつもりなのだろう。
海老蔵という人の素行に普段から問題があったことは、関係者の間では広く知られていたことだったようだ。
してみると
「自業自得」
「ほーら、やっぱり」
というふうに感じる人々がいること自体は仕方がないのだと思う。
でも、市井の一個人が新聞報道なりを見て、
「やると思ってたぜ」
と思ったり、その感想を身近の人間に漏らすことと、テレビの中の人間たちが視聴者に向けて「ね、いい気味でしょ?」的な座談を展開することでは、まるで意味が違う。
そこいらへんのスナックのカウンターや放課後の教室で、海老蔵氏をネタに残酷なジョークを交わし合うことは、上品な趣味ではないものの、庶民の数少ない娯楽のひとつだという意味で許容範囲だ。言論の暴力というほどのものではない。
しかしながら、テレビ番組が、その取材力と情報伝播力の限りを尽くして、海老蔵氏のプライバシーを暴き、海老蔵氏に失礼な態度をとられた人間の証言を収集し、海老蔵氏の醜態を詳述してそれを冷笑し、海老蔵氏の過去のスキャンダルを一から復唱し直し、海老蔵氏の将来を揶揄し、海老蔵氏の被ることになるであろう損害額を積算してそれをパネル化し、入院中の海老蔵氏に向けて親切ごかした口調で改心を迫る場合、話は別で、これは明らかな言論リンチということになる。
後略
「言論リンチ」 か・・・なるほど。
今に始まったことではないよね。今は品性もとりあえずのお行儀も、かなぐり捨てて露骨に派手にやっているということなんだろう。
ワイドショーとかは、8割がたそうなんじゃないだろうか?
ニュースや報道番組でさえ、検察が意図的にリークしたことを垂れ流したりしてきたのだから、数々のリンチが行われてきたということになる。
子ども、小学生、中学生、高校生、大学、職場、あるとあらゆるところで、いじめ、セクハラ、パワハラ、モビング、ガスライティングが起こる(起こされている)のは当然のことだろう。
ガスライティング
http://antigangstalking.join-us.jp/AGSAS_GaslightingTheBook.htm
毎日、いじめ、リンチを四角い電波箱が垂れ流し、無意識層に浸透した素地があるから、後は日常生活の中で誰かがちょいと火をつけ、煽ってやればたちまち枯れた草原を焼くように延焼していくというわけだ。
「この世界は悪魔が支配している」な~んて言ったら、狂人扱いされておしまいだけど、こういうことに一つ一つ気付いていけば、この世を正義が支配しているとは到底思えないと思うな。
私は笑ったり、何かを楽しんだりしたりすることは好きだけど、他人の欠点を笑ったり、人を苛めて楽しむなんてのは大嫌い。その反対に何かに共感したり、共に何かをやって楽しむのが好き。落ち込んでいる友人といると自動的にスイッチが入って元気づけようとしてしまう。(それで疲れきってしまうことも多いのだが・・汗 でもこの性格は止められない)
と同時に、大口開けて笑っていても、縫いぐるみさんたちとゆる~く過ごしていても、何か違うものが忍び込んできたら、それに対して対抗する用心深さと、いざとなったら徹底抗戦する気持ち(覚悟)は持っているつもり。
ま、攻めと守備のバランスみたいなもんですかね。
このバランスが綱渡りほどは難しくはないかもしれないけど、疲れやストレスがたまったりするととりにくくなる。
私のバランス回復はお風呂タイムですね。ゆ~っくりあたたまって気持ちも体もリフレッシュします。
そういえば、日本人ほどお風呂好きはいませんよね。このお風呂文化、結構重要なのかもしれません。(サウナ文化もいいよね)
国会議事堂の横に併設、議員用入浴施設なんてどうでしょうね~裸で話せば党も派閥もないなんて・・・ それにさ、日本人なら裸で大勢で風呂入るの抵抗ないだろうけど、外国の人たちはきっと抵抗ある人いるだろうね~ そしたら、「裸のお付き合いができる人としか話しません」とかって言えばどうだろうか。
女性議員はどうするのか?ふんふん、確かにでも日本にだって女性議院いないわけじゃないんだから、女は女同士ゆっくりすればいいんじゃない。
お風呂なら身も心も裸、本性の悪い人はすぐ見抜けるかも。
でも健康的入浴施設でないと絶対だめですよね。くれぐれも違う方向にはしらないよーにしないと、
もーほんとに地球世界は不健全な方向に走りすぎです!