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「北朝鮮の人間改造術、あるいは他人の人生を支配する手法」なかなかいい本だと思いました。 [政治]

 

時間ができて本屋をじっくり見ること、読書することができました~うれぴ~!(^^)!

どうも私の生きる力の大きい部分は好奇心と知識欲(学術的ではなく、ありとあらゆること)を満足させることからくるらしい。(もちろん、プリンやシュークリームといった好物や、冗談、ボケ、突っ込みをいれて笑うことも大きなウエイトを占めているが。)

さて半島情勢が緊迫ということで、半島関係の本に目がいき3冊ばかり購入。本日はまずその一弾

 

北朝鮮の人間改造術、あるいは他人の人生を支配する手法 (講談社プラスアルファ新書)

北朝鮮の人間改造術、あるいは他人の人生を支配する手法 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 宮田 敦司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/21
  • メディア: 新書

 

とても読みやすかった。著者はいわゆる頭でっかちの人じゃない。狭量な視野の持ち主でもない。具体的かつ即応的、著者もこの本で書いている通り、北朝鮮で行われていることは決して他人事じゃない。ただ使い方や信奉させるものが違うだけで私たちの生活に深く浸透している。それがよくわかる。そしてもちろん、北朝鮮のことも。

宮田氏は自衛隊に勤務、13年間は情報員として北朝鮮情報の収集、分析に従事してきた。日本には北朝鮮情報が溢れている(なんでかな~そこらへんも気になるけど、それについては特に書かれていない。)

宮田氏は個人的に北朝鮮内部資料を数百部読むことができたそうだ。氏は大学院の博士課程に在籍する学生でもあったので論文執筆のために一人の研究者として資料の持ち主と接触していた。しかし、自衛隊はいとも簡単に秘密文書を入手してくる氏を疑い、北朝鮮のスパイと接触していると思ったらしい。

『それが問題視されるほど、一部を除いて、自衛隊の情報収集および分析の能力は低いのである。』と氏は書いている。

(おいおい~日本の自衛隊の現状はこんなもんらしい、お調子こいていたら、先の大戦の二の舞になるのは見えている。勇ましいことを言う人たちは現状認識がまるでなっていないか、宣伝工作員であろう。)

話をもどそう。本の題名に『人間改造』とあるが、北朝鮮が人々に行っている心身の操作の手法が「洗脳」や「マインドコントロール」という概念にはそぐわないからだ。なぜなら、「洗脳」よりもさらに厳しい、拷問や教育・学習が一生を通じて行われるから。

詳しくは本書を読んでほしいが、脱北者が経験を書いたのではないので、客観的で俯瞰的である。北朝鮮のことを冷静に観察できるのでお勧めである。

一つだけ書いておくと、徹底した情報統制というのは日本の戦時中との類似点である。食糧配給制も同じだろう。

本の終わりの方には最近の北朝鮮事情について書かれている。

 北朝鮮の情報統制と食糧配給制がほぼ崩壊しつつある。食糧配給の停止は1990年中ごろから始まり数百万人の餓死者を発生させ、人心の荒廃、家族離散、孤児の増加、犯罪も増加した。また、党や政府機関ではそれ以前から賄賂が横行していたが、食糧配給の停止がこれに拍車をかけた。人心の荒廃と賄賂の横行は軍も例外ではなく、幹部は私腹を肥やし、国境警備兵は賄賂を受け取り中国との密輸や住民の脱北を黙認するようになった。

 こうして中国からラジオやTV、CD,DVDが流入するようになり、人々は半ば公然と外国(特に米国、韓国)の文化に触れるようになった。また、韓国から電波が届く平壌より南側の地域では、TVを買えば韓国の放送を自由に見られる状態になっている。02年以降既に外国製のテレビを自由に販売することが認められるようになっている。また、日本や中国経由で韓国製品や韓国の情報が拡散、平壌で流通している韓ドラと映画のビデオテープは1000種類以上に達しているという。

 

 さて、日本で私たちが普通に考えるよりも北朝鮮の人々はいろいろな情報に接しているようだ。また、既に金日成と金正日の「神話」も信じなくなっているようだ。なぜなら、金日成や金正日を崇拝しても一向に生活はよくならないから。

 

このような北朝鮮に戦争を仕掛けるなんてバカバカしいとは思わないのかね。

北朝鮮の体制も、アメリカ内CIA等、好戦的な人々の出先機関としての韓国政府内の一部権力機関も、限界にきているんじゃないでしょうかね~この危機を回避するには戦争しかないってことかも。

いい加減、人の家を土足で踏みつけたあげく、ぶっ壊すみたいなこと止めてほしいんだけどな~そういう人を平気で家にあげちゃう人も問題だけどね。

 

 

 

 

 

 


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