SSブログ

夕張診療所の受け入れ拒否報道 [医療、健康]

 

地方局の夕方のニュース番組で知ったのだが、夕張診療所の医師と夕張市長との間で患者の受け入れ拒否をめぐって揉めている。

大筋

夕張市は、市立診療所が、自殺を図り心肺停止状態になった男性の救急受け入れを断っていたと発表した。市の説明では、首をつり自殺を図った男性(心肺停止状態)を診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。市立診療所の村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。・・・・・

 元記事がみつからなくなったので、こちらのブログの以下の記事の中からから転載させて頂きました。現役のお医者さんが書かれているブログのようでかなり参考になりました。

章の介の証言   「夕張診療所の受け入れ拒否報道について」

http://ranosuke.cocolog-nifty.com/akira/2010/06/post-14bf.html

 

また、今回の当事者、夕張診療所で孤軍奮闘で頑張っておられる村上先生の反論はこちら。

なぜ私は救急患者を受け入れ拒否したのか

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3660

 

TV報道を見たときから私は村上医師の言っていることが正しい(筋が通る)と思っていましたが、いろいろ調べてみて、ますますそう思いました。

19床の入院施設を持ち、40床の老健も併設、さらに在宅医療を行いながら、特老やグループホームとも提携して対応しているというハードワークをこなす村上医師にこれ以上何を望むというのでしょう・・・

調べているうちにこの記事に行き当たり、これはかなり根の深い問題なのではと思いました。

鹿島の街角より    「ゆれ続ける、夕張診療所その後」

http://kasgatyou.exblog.jp/10792376/

以下上記記事よりの抜粋です。

しかし先週、新聞メディアに掲載された夕張市サイドの
医療体制に関するコメント内容は、まるで正反対の要旨でした
大まかに表現すると、希望の杜へ市立総合病院体制を要求しているのです
じゃ、これまで、希望の杜が夕張で汗を流した、地域医療の実行と理念を
全否定する内容ではないでしょうか・・・

夕張は自力で自治を遂行できる、余裕の歳入はありません
歳入の多くを、交付金などにすがって回しているのが
実情のようです、そんな街で今、市立総合病院がが維持できる可能性は
限りなくゼロに近いでしょう、日本各地で自治体病院の科目閉鎖や
受け入れ停止などのニュースを目にすると
財政破綻を来たしている、夕張では、とても無理だろう・・
これが素人が考える本音です・・

市側では、この交渉が決裂すれば、新たな指定管理者を探すなどと
発言していますが、可能性は夕張に霞ヶ関を持って来る様なレベルでしょう

様々な報道や資料を見て感じる事は、相変わらず破綻の反省が
正しく為されていない事で、またこんな状況を作り出している

週明けにも、総務省の担当者2名が夕張を訪れ、何らかの
指針が示されるのではないかと言われています

この記事は2月21日のものです。受け入れ拒否は5月、報道は6月、

行政側 市(国) と 村上医師の間に何らかの対立があり、受け入れ拒否に関するゴタゴタはその一部が露呈したに過ぎないのではと推測します。

これはかなり注視する事柄かもしれません。地方自治ではなく、昔の天領、幕府直轄地のような展開に繋がるかもしれません。  何をいまどきそんなバナナ・・・と思いたいですが。

地方自治体が弱体化すればその先に見えるものは何なのか・・・公務員削減、比例区議員削減、危険な香りがプンプンします。

永田町だけを注視しているとトンデモナイことになりかねない・・・

「事件は現場でおきている」   踊る大捜査線でした[わーい(嬉しい顔)]

 

 

 


タグ:夕張 医療 救急
nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

The VOICE KOKIA VOICE.jpg
RSS RSS1.0 | RSS2.0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。