SSブログ

「笑う警官」を見たけど笑えないね [日記・エッセイ・コラム]

 

この頃、暑くてすっかり夏休みモードに入ってしまっている。というわけで、連日DVD鑑賞にはまっている。

「笑う警官」の原作は佐々木譲氏、北海道在住、本屋で作品が山積みになっています。

この原作のもとになった人物と事柄は

原田 宏二(はらだ こうじ、1937年12月18日 - )は、北海道札幌市出身の元警察官北海道警察釧路方面本部長。2004年、元北海道警ナンバー3であり裏金に直接関与する立場にあった者として道警の裏金問題を告発。現在は「明るい警察を実現する全国ネットワーク」発起人、「市民の目フォーラム北海道」代表として、市民の警察に関する苦情や要望を受け付け、警察職員からの相談に応じるほか、警察により不当な人事処分を受けた警察官、元警察官らの支援活動を行っている。

北海道警察内部で行われていた裏金問題を告発するきっかけとなったのは2002年に警察時代の元部下で道警本部銃器対策課の警部稲葉圭昭が覚せい剤使用や拳銃不法所持などで逮捕された事件である。稲葉は拳銃摘発で突出した功績を挙げていた。

2004年に札幌市で弁護士、元部下で元弟子屈警察署次長のSと共に裏金問題是正のために告発を行った。

著書の『警察内部告発者』を著した際には、この印税を北海道の福祉団体と、自身が代表を務める団体へ寄付することを表明している(以上本節の記載にあたり『警察内部告発者』を参照した)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%94%B0%E5%AE%8F%E4%BA%8C

 

原田氏が主宰する

市民の目フォーラム 北海道

http://www.geocities.jp/shimin_me/index.htm

このサイトの中にあるお勧めの本というページを見ると15冊も本が紹介されている。

また警察の裏金問題の基礎知識というページから、裏金作りの手口は全国共通というページを見てみる。


貼り付け開始

(前略)

捜査費の裏金づくりの手口はこうだ。
 会計担当者が、電話帳などから抜き出した名前と住所を使って鉛筆書きしたニセ領収書を作る。
 必要な印鑑は、落とし物などで届けられたものや転勤した課(署)員が残していったものが使われる。
 末端の警察官に下書きしたとおりに領収書に記入させ、印鑑を押してニセ領収書が完成する。
 金額は、5000円、10000円などと、その月にその署(課)に会計課から配分された予算額に応じて適当に決める。
 これで、架空の捜査協力者ができあがりだ。
 次に、会計担当者が、ニセ領収書に見合う支出伺書を自ら作るほか、支払精算書、支払報告書等の会計書類を下書きし捜査員に書かせる。
 このとき、会計担当者が、事件名、支払事由など適当に決める。この事件もむろん架空である。
 こうした書類は、会計担当者が保管している幹部の印鑑が使われ、一切正規の決裁ルートには出されない。
 現金化された裏金は、会計担当者から~課(署)の次席(副署長)~金庫番に渡され、裏帳簿で管理される。
 旅費は、いわゆる空出張の原資だ。
 正規の会計処理では職員の出張は、旅行命令簿で出張が命令され旅費の支払い精算が行われる。旅費は出張した本人の銀行口座に振り込まれる。
 旅費を裏金の原資とするときには、まず、会計担当者が課(署)員の正規の勤務状況を「動態表」なるもので把握する。
 当直勤務、休暇、時間外勤務、会議等、全課(署)員の動きを把握するのだ。
 そのうえで、課(署)員の動きと矛盾がないように、こうした勤務に就いていない日を選んで、その日に出張させたことにして旅行命令簿を作る。
 出張先、人数、日数などは、その月の会計課から配分された旅費予算額によって、会計担当者が適当に決める。
 本人の印鑑は会計担当者が預かっているものが使われる。
 旅行命令簿も正規の決裁ルートには上がらない。
 個人の口座に振り込まれた旅費は、本人が引き出して金庫番に渡されるか、金庫番が預金通帳やキャッシュカードを預かり管理し自由に引き出す。
 個人口座に振込みされるシステムになる前は、ストレートで現金が金庫番に来ていた。
 多くの場合、捜査費(捜査用報償費)と旅費はセットで執行したようにする。
 例えば、覚せい剤事件捜査のため、捜査員2人が1週間東京に出張し新宿でヤクザの協力者と接触、酒を飲みながら情報を聞き出し協力謝礼を3万円渡した、と全く架空の事実をデッチあげるのだ。
 これだけで、捜査員2人の宿泊費、出張旅費、飲食代、捜査費など2~30万円が捻出できる。
 事件を検挙されるかどうかも関係ない。
 いざとなれば、「捜査上の秘密」を楯に黙りを決め込めばいいのだ。
 会計検査院も監査委員もそれ以上は踏み込んでくることは絶対にない。

 こうした手口で、全国の都道府県警察で裏金づくりが行われていたとしたら、恐ろしいほどの額の国民の税金がヤミに消えていたことになる
 会計検査院の検査の際に警察庁が行っていた都道府県警察に対する事前指導のやり方など、警察の裏金システムが全国共通であったことを示すデータは数多くあるが、ここに「ブロック別監査室長等会議」なる資料がある。
 これは、平成12年7月以降に行われた警察庁主催の四国・中国の県警本部会計課の監査室長等を集めた会議に出席した者が作成したメモである。
 この中で、警察庁会計課長(企画官)が、警察会計経理をめぐる情勢を述べたうえ、「不正経理、捜査費、活動旅費の不適正執行が明るみに出たら組織として相当のダメージになる。
 警察全体の金の使い方を根本的に改革していかなくてはならない
」と述べている。
 これは、明らかに警察全体に裏金システムが存在することを認めたものだ。
 無論、警察庁はこうした文書を認めようとしないが、その内容からみて警察の会計の実態を知らない第3者が創作出来るような文書でないことは明らかだ。
 こうした会議は、北海道・東北ブロック、関東ブロックなど全国で開かれるのだ。

貼り付け終了


大雑把にいうと警察の命令・指示系統はピラミッド状になっているが、裏金の流れはこのピラミッドの下から上へと流れる。出世するほど手にできる裏金は大きくなるというわけだ。ここに巨大な共犯関係が成立する。組織そのものが犯罪集団というわけだ。

これは、なにも警察に限ったことではないであろう。

この世のおよそどんな団体でも大きな組織であればある程、階層構造上のピラミッド形式をとっている。上層に行くほど権力と金が集中する。下層ほど搾取される率が高くなり、一番下はとられるだけである。

 

自分はと言えば、一番下に位置していることは間違いない。でも人から搾取するのは嫌なので満足している。

それから、収入が少ないからといって、どこか人に使われて働く、或いは新たなビジネスを始めるというのもしたくないし、しない。働けばいいように使われ収入よりも奪われるもの(時間やエネルギーも含めて)が大きくなるのは目に見えている。また自分がその競争に参加すれば必ずどこかで誰かが蹴落とされることになる。ビジネスというのは人を騙すこと、かどわかすこととほとんど同じである。

故に生かされている限りは生きているだろうが、人から何かを奪って生きるような事は絶対にしたくない。


タグ:警察 裏金
nice!(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

トラックバック 0

The VOICE KOKIA VOICE.jpg
RSS RSS1.0 | RSS2.0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。