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「7・5ウイグル事件虐殺の真実」を読んで中国のことがわかった。 [本]

 

7.5ウイグル虐殺の真実―ウルムチで起こったことは、日本でも起きる (宝島社新書)

7.5ウイグル虐殺の真実―ウルムチで起こったことは、日本でも起きる (宝島社新書)

  • 作者: イリハム マハムティ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/01/09
  • メディア: 新書

著者は世界ウイグル会議日本代表である。

著者は中国政府に弾圧されているウイグル民族のことを知ってもらいたい、理解してもらいたいと思って、この本を書いたのであろうが、私は中国のことがよくわかった気がする。そしてウイグルについてはもう少し、客観的情報が欲しいと思った。

 中国のことがよくわかるというのは筆者の立場のせいであろう。漢民族であれば自分の国を客観的にとらえるというのは難しい。情報量が多かったり、思い込みがありすぎて大局的に見れないだろう。それはどこの民族も国民もだいたい同じである。

筆者はウイグルで生まれ、育ち、少々距離があるところから文化大革命や経済改革路線を経験したり見ている。

この視点は非常に有効であろう。表題にー日本でも起きるーという物騒な言葉が並んでいるが、ウイグルは中国の西隣、日本は中国の東隣、その位置関係からして自分達の民族にふりかかった中国政府の移民政策、弾圧、虐殺等が日本でも起きる可能性があると言いたいようだ。

中国はウイグル・チベットといった周辺民族を弾圧しているが、では自国の中の漢民族を大切にしているかというとそんなことは全然ない。全国で起きる暴動数は相当な数に上るようだ。ただ、それが報道されないだけである。

沿岸部は比較的に豊かになり、豊かさを享受しているようであるがそれ以外の地域(主に農村)との格差はうまらない。

 

俗にいう「沿海都市はヨーロッパ、内陸部はアフリカ」の例えどおり、都市と農村の二重構造による地域格差の大きい中国。所得水準で見ると、「4つの世界」に大別できると言われる。

 まず、「第1の世界」が購買力平価による所得水準が先進国に近い上海や北京、深セン、「第2」が世界の国別平均を上回る水準に達した華南地域の広東省や上海に隣接する江蘇・浙江省など、「第3」が発展途上国の段階にとどまる内陸の省、そして「第4」がチベットや貴州省などの最貧困地域である。

【わかるかも中国人】(16)
中国的「格差社会」の実像
ニューリッチから出稼ぎ労働者までのお宅訪問

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070112/116831/

この記事の中の写真を見ると一目瞭然だ。

(日本もこのところ新たな階層社会が出現しつつあるようにも感じるが)

 

オリンピックの閉会式を見ていて後半部分は嫌になって消してしまった。嫌でよく見ていなかったが誰かおじさんのメッセージに会場が「ワー」と湧いていた。なんかナチズムを見ているようで嫌だった。私自身はあまり感じなかったが、現地の様子がカナダの応援一辺倒だったという感想もあるらしい。

アメリカもトヨタ叩きに忙しい。

プーチンは金メダル3個で少ないと怒ったとか・・・・(別にいいじゃん)

石原が何とか言ったけど鳩山はそういうこと言うキャラじゃないのが、この場合はまあいいかもしれない。

世界中が軍国主義・ファシズム・カルトに突き進んでいくような気さえする。

国威高揚なんてあほくさくてかなわん・・国威高揚にオリンピックを利用する、若者を利用する、そして儲ける。一石三鳥ですか・・・・・

付き合いきれんわ~

 


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