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医者というもの正体 [医療、健康]

 

医者が患者をだますとき

医者が患者をだますとき

  • 作者: ロバート・S. メンデルソン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 単行本

しつこくしつこく行く。もし、あなたは医者に恨みでもあるのかと言われたら、YES!と言ってしまうかもしれない。良心的な医者が全くいないとは思わない。現にこのような本を書いてくれる医者がいるのだから。しかし、良心的な医者はかなり「少数だと思っている。

 あきれた聖職者たち

 アメリカ医師会やその他の団体に所属する医者たちは、「我々は患者に対して特別な力など持っていない」と言う。こんなことを聞くと私は笑ってこう尋ねる。

「服を脱ぎなさいと言えば、相手は素直に脱いでくれる。こんな力をもった人間が他にいるかね」

  世間の人々は、医者を文字通りの聖職者とあがめたて、命まで預けてしまう。それだけではない。医者は職務に忠実で、知性と教養にあふれ、人々の健康を支える有能な人間だと思い込んでいる。

 甚だしい勘違いである。医者もただの人間だ。それも美徳はほど遠い人間だと言っていい。その実態を知れば、医者がいかに不誠実で、不正医療を平然と行い、知性と教養どころか、自分の健康管理すらできない人間があまりに多いことがわかる。

(中略)

 アメリカの医師会は、5年ごとに一斉試験を行って会員の基準を満たしているかどうかを判定しているが、その結果はあまり感心できるものではない。また、抗生物質について行われたテストでは何と半数の医者が得点率68%以下にとどまったこともある。

 医者に身をゆだねることがいかに危険かはこれまで見てきたとおりだが、危険は治療法そのもにあるとは限らない。医者が犯す治療ミスも恐ろしいのだ。

 偏狭で独善的、しかも偏見のかたまり、論理的に考えることや慎重さとはおよそ無縁な人間。医者と会うというとき、私はそんな人間の顔を心に描いてしまう。そして、実際に会ってみるとその通りの人物なのである。

 医者に高いモラルなど期待できない。ハーバード大学医学部のロバート・エバート博士とエール大学医学部のルイス・トマス博士の二人は、いずれも学部長という要職にありながら、大手製薬会社スクイプ社の契約顧問として同社のドル箱商品ミステクリンの販売停止措置を解除するようにアメリカ医薬品局(FDA)に働きかけていた。

 エバーと博士は、「自分にできる最善のアドバイスをしただけだ」と述べたが、スクイプ社ノノーマン・リター副社長はこの二人に大金を払ったことを既に認めていた。しかし、自分たちが受け取った「わずかな手数料」の具体的な額について。博士は「ノーコメント」で押し通した。

 その後、エバーと博士はスクイプ社の理事に就任し、1万5000ドル相当の株式を所得していたことをついに認めた。

別個所から

 薬を売りさばく医者という名の聖職者から我が身を守るためには、現代医学や医者を盲信しないことである。医者の処方した薬は危険だ、安全な薬などないと疑ってかかった方が身のためなのだ。世界有数の製薬会社イーライ・リリーの創業者イーライ・リリー自身が「毒性のない薬はもはや薬でない」と語っている。

別個所

現代医学の不文律に次のようなものがある。「新薬は副作用が現れる前に処方箋を書いて売りさばけ」

 別個所

医学界と国が手を携えて邁進する予防措置の大半は危険であることと無意味であることの2点において、数ある現代医学教の儀式の中でも比類のないものである。伝染病のワクチンの接種、いわゆる予防接種がその典型で、接種を受けたほうが危険だということがあるのだ。

新型インフルエンザの流行も峠を越えたようだが、自主的にワクチン接種している人々がいることに驚きと不安を感じる。

また、1月3日(土)NHKのサンデースポーツで報道されていたが、バンクーバーオリンピックのインフル対策としてOPのスタッフ、ショッピングセンターのサンタまで季節性と新型の2種類のワクチン接種がなされたようだ。他国のスタッフに対しても自国でワクチンが確保できない国に対してはカナダで接種できる。確かイギリスともう一つの国が希望しているようだ。また、検査キットも大量に用意しているとのこと。

オリンピックはメディア関係、商業、観光関係の利益のほかに、今年は医薬品関係者もひと儲けが期待できるというわけだ。すばらしい!

 


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