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医者が仕事をしないと病人が減る。 [医療、健康]

今回も引き続きこの本から

医者が患者をだますとき

医者が患者をだますとき

  • 作者: ロバート・S. メンデルソン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 単行本

 

 現代医学はまさに偶像崇拝の宗教である。現代医学が聖なるものとして崇めるのは、患者の生命ではなく、機器に依存した医療行為そのものだからである。現代医学が誇る成果は、それだけ病める魂と生命を救ったかということではなく、どれだけ医機器を使い、どれだけ利潤を上げたかということにすぎない。(中略)

「医療による大虐殺」という言葉がある。これはクエンティン・ヤング博士が唱えたもので、医者が組織的に大量の人間破壊を行っているという意味である。

 現代医学教がいかに猛威を振るっているかは、医者の団体がストライキに入った時にはっきりと現れる。医者が仕事を辞めると世の中が平穏になるのだ。

 1967年、南米コロンビアの首都ボゴタで医者が52日間のストライキに突入し、救急医療以外は一切の治療を行わなかった。現地の新聞は、ストが起こした奇妙「副作用」を報じた。ストの期間中何と死亡率が35%も低下したのである。国営葬儀教会は「この現象は偶然なのかもしれないが、事実は事実である」とコメントした。

 同じ年、ロサンゼルスでも医者がストライキを決行した。この時の死亡率の低下は18%だった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で医療行政を研究するミルトン・レーマー教授が、17の主要病院を調査したところ、ストの期間中手術が60%も減少していたことが明らかになった。そして、ストが終わって医療機器が再び稼働を始めると死亡率はスト以前と同じ水準に戻ったのである。

1973年にはイスラエルでも似たような事が起きている。ストが決行され、診察する患者の数が一日6万5000人から7000人に減らされた。ストは1カ月間続いたが、エルサレムの埋葬教会によると、イスラエルでもストの期間中、死亡率が半減したという。イスラエルでこれほど死亡率が減少したのは、20年前にやはり医者がストをした時以来だったという。

この現象について説明を求められた医者たちはこう答えた。

「救急患者に限って診察したので、労力を重症患者の治療に集中することができたからだ。」

この発言は、医者が不定愁訴程度の治療の必要のない軽症患者に対し、不要な治療をしなければ、人命救助に専念できるということを意味している。

 医者が救急医療に専念して不要な医療行為を慎むのは正しい選択だ。かねてから私は、医者は永遠にストを続ける必要があると主張してきた。医者が医療行為の9割をやめて救急医療だけに取り組めば、人々の健康状態は間違いなく改善されるはずである

もはや遠い記憶でしかないが、患者の顔もまともに見ない医者というのはよくいると思う。検査結果、パソコンの画面を見ている時間の方が長かったりする。そういう場面に出くわすと自分が一人の人間として扱ってもらっていないと感じたものである。

以前は私も西洋医学というものは病気を治すものだと信じていた時期もあった。親がそう思っていたし、疑問をもつほどの知識や経験も持ち合わせていなかったから。

 いろいろなことを体験し、学んだ今、「現代医学が聖なるものとして崇めるのは患者の生命ではなく機器に依存した医療行為そのものである」というのがまさに臨場感を持った現実、過去の苦しかったり悲しかったりした体験や感情、そして現在のワクチン等の問題と共に良く理解できる。

現代の医療の問題のみならず、人間を人間として扱わない社会の様々な事柄が人間の健康状態を悪化させ、ついには死に至らせようとしている。

そのようなものにやすやすと絡め取られるつもりはない。最後まで断固として闘う姿勢を貫くつもりである。

はた目からはお気楽に生きている変わったおばさんくらいにしか見えないだろうけれど[わーい(嬉しい顔)]


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