SSブログ

ノーベル賞受賞者、次はメダリスト、仕分けに見直し訴え [ニュース]

日本オリンピック委員会(JOC)は1日、都内で「行政刷新会議『事業仕分け』に対するスポーツ界からのアピール共同会見」を開催。選手強化費に関連する「民間スポーツ振興費等補助事業」について「縮減が妥当」とされたことを受け、現役、OBアスリートが見直しを訴えた。

 アスリートは、アテネ五輪アーチェリー男子銀メダリストの山本博(日体大女短大教)、北京五輪フェンシング男子銀メダリストの太田雄貴(森永製菓)、競泳男子の入江陵介(近大)ら10人が出席。レスリング女子で五輪2大会連続金メダルの吉田沙保里(綜合警備保障)は「代表になる前は、遠征や合宿は自己負担。減量での食事やサプリメントなどでも両親に負担をかけた」と実情を説明。太田は「03年にコーチを招いて勝ち方を教わった。4年、5年の歳月を経てメダルを取れるようになった」と、継続強化の重要性を訴えた。

 山本は、過去に自己負担金35万円を支払った経験など、マイナー競技の現状を吐露。その上で「われわれも、自分たちの現状を知らせる機会を広く作ることが必要。正しくみなさんに認識していただくことで、27億円が多いか少ないか感じてもらうべき」と、競技団体側の努力の必要性も口にした。

http://www.daily.co.jp/general/2009/12/02/0002554119.shtml

う~ん、確かに国民も「メダルとれとれ」と言ってしまうからノーベル賞受賞者の言うことよりは聞く耳も少しはあるけど、やっぱり現実認識が甘いと言うよりない。

かつての経済大国日本も今では食べるもの、住むところ、健康を維持するための最低限の医療、基本的な生活、環境さえ、満足でなくなっている人達がたくさんいるんだよ。それを知っていてもまだそういうことを言うのかな?

もしかしたら、北京オリンピックの時もあの会場は地方からの出稼ぎ労働者で作られ、その人たちはオリンピックの前には追い払われたとか、四川地震に見舞われた地域は生活を立て直す見込みのない人がたくさんいるとか、いわゆる少数民族といわれる人たちが差別的状況にあるとかそんなことも全然知らなかった、又は知らなかったのかもしれない・・・

そういう人達がメダルとってどういう意味があるの?自分だってスポーツは嫌いじゃないけれど、狭い自分の周りの状況しか知らないでスポーツをしているなら辞めた方がいいと思う。そのスポーツの成績を見て一喜一憂している周囲も同じ。スポーツを通して世界を見る、自分を知るというならまあいいと思うけれど、スポーツの成績だけを目標にするのは、世間では恰好よく夢とか言うけれど場合によっちゃあエゴなんじゃない?

ノーベル賞も貰うと大喜びするけどノーベルってそんなに偉い人なの?

知人の化学者アスカニオ・ソブレロ (Ascanio Sobrero)が発明した爆薬、ニトログリセリンを、初めて実用化することに成功。さらにこれを改良し、安全に使えるようにしたダイナマイトを発明した。ダイナマイトは工事現場での岩盤の破壊など、作業の効率化を進めるものとして広く普及したが、同時に戦争にも爆薬として使用された。WIKI

環境破壊と戦争に貢献した人なんじゃないの?「貰ったら恥」って思う人はいないの?

この世界は他人はともかく、自分のやりたいことを優先する人達の方が生きやすい世の中だったよ。でももうそれは完全に行き詰ったんだ。

今のこの状態が続けば、研究だとか、スポーツなんて言っていられなくなる日がくる。過去そういう時もあったし。もう少しいろいろ良く考えながら周りを見まわしてみるほうがいいんじゃない?

 


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

トラックバック 0

The VOICE KOKIA VOICE.jpg
RSS RSS1.0 | RSS2.0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。