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事業仕分け・JAL・官房機密費 お金の話3つ [政治]

連日、白熱した事業仕訳が続いている。見方によっては、パフォーマンスと受け止められても仕方のない部分もあるが、公開度が高まったことは世論調査も示すように一定の評価はできる。

お金の使い方に納得させるようなまともな説明ができない官僚の姿を見ることができただけでも前進かも。(もちろん貧乏くじ引かされただけかもしれないですけれど) でも、おそらく国民はお金の使い方をきちんと説明できない官僚が少数派であるとは思ってはいないと思う。

世間一般のことでもあるが、およそ、公正で仕事がよくできる人ほどうとまれてしまうということもよくある話で、適当に上司、そのまた上司のご機嫌を伺い、YESMANや狡猾に立ち回ることができる人ほど世間的な肩書は上がって行ったりする。

官僚の皆さんも初心に立ち返り、憲法15条 『すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない』 を胸に刻んで誇りを持ってお仕事をしていただきたい。それはもちろん仕分け人であるほうの議員も同じことで、一時のパフォーマンスで終わらせることなく、国全体の適正なお金の使い方について日々真剣に考えていただきたい。そして、同時に聞く耳も持つべき時は持っていただきたいと。

私自身の考えは、細部の検討も重要ではないとは言わないが、特別会計含め、国全体の予算の中から絶対必要な経費 医療、教育、福祉 生活の根幹に関わるお金をきっちり取ってから、後残りをどのように使うか決めるべきかと思う。これは家族の命と健康を預かる主婦の感覚。その感覚で言えば戦争ごっこ(人殺し)に使うお金はいらない。防災という意味での自衛隊は消防団などの延長でありかとも。

他国が攻めてきたらどうするのか?という人もいるでしょう。核攻撃ならいざ知らず、その他の攻撃でやってくるのは間違いなく他国の庶民(貧乏人)。それを我が国の貧乏人が迎え撃つ。そして、金と権力を握るものがいつも生き残る。本当の敵は他国の貧乏人ではないはず。

事業仕分けについてこちら参考になります。大手メディアの報道は状況を正確に伝えているわけではないようですね。やはり・・・

事業仕わけ伝える大メディアの姿勢

 

 

JALのことは事業仕訳で影が薄いようですが、なんかにおって仕方がない。

JALの病巣 白日のもとに 以下一部引用

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091125/210562/?P=1

とはいえ、後を引き継ぐこととなった企業再生支援機構が今後策定する再建計画の叩き台となる公算は大きく、11月20日に行われた事業再生ADR(裁判外紛争解決)の第1回債権者会議でも会社側から参考資料として提示された。

 注目された資産査定結果は目を見張るような数字が並んでいる。「2009年6月末実態貸借対照表」を見ると、資産サイドで4485億円減少する一方、負債サイドが4523億円増え、結果として純資産は7220億円のマイナス(=債務超過)とされた。

 資産の減少で大きな要因は機材(航空機)の評価損計上だ。報告書が前提とするのは、保有する機材280機(うちリース109機)のうち、今年度と来年度からの再建5カ年計画の間に75機を売却するというもの。売却対象は全機退役となる「B747-400」(保有41機)と「MD90」(16機)が中心となっている。

 1機当たりの評価額は、世界中の航空機バイヤーが参考とし、事実上の中古機価格となっている「AVACブルーブック」の直近市場価格の50%が基本ベース。かなり厳しめの値付けといえる。機齢にもよるが、「B747-400」は今年度の売却見込み額が13億~24億円とされ、旧来型の「B747」に至っては1億1500万円の破格値で叩き売るとしている。

 その結果、バランスシート上に7293億円が計上されていた航空機資産はほぼ半分の金額に減価され、評価損は3680億円にも達する。また、これに伴い部品など貯蔵品も見直すこととなり、こちらも評価損は215億円に上る。

しっかり、膿はださないと・・・また無駄なお金が出ていくことになる。郵便事業は国民ほとんどが利益を受ける事業だが、JALは生活に密着しているとは言い難い。 

最後は官房機密費

平野博文官房長官は19日の記者会見で、鳩山政権の発足後、すでに9月と10月の2回にわけて、計1億2千万円の官房報償費(官房機密費)を内閣府に請求し、受け取っていたことを明らかにした。機密費をめぐっては、平野氏は当初、存在を「承知していない」としたが、今月5日になって前政権から引き継ぎを受けていたことを認めている。 http://www.asahi.com/politics/update/1119/TKY200911190234.html

 

福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は21日午前のTBS番組で、先の衆院選直後に麻生前政権下で内閣官房機密費(報償費)2億5000万円が国庫から引き出されていたことについて「選挙のために使われたとしたら大問題だ。自民党は説明すべきだ」と指摘した。機密費の情報公開のあり方については「透明度を少しずつ高める必要がある」との考えを示した。(21日 12:17) http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091121AT3S2100921112009.html

 

2億5千万円と1億2千万円どこかへ~ こちらも事業仕訳で影が薄い?

官房機密費に関しては前政権も現政権も不透明性に変わりない。こういうのがあるから、事業仕訳も手放しで評価できないわけだ。

鳩山さんの献金問題にしても、鳩山さんが白だなんて思いはしないけれど、ほとんどの政治家が黒、もしくはグレーなんだから、一人二人とやり玉に挙げてみても白ける・・・たしかにダントツで鳩山さんの資産はすごいけど。献金調べるなら、全員同じ条件で同じようにきっちり調べるべき。

少しかっては違うかもしれないけれど、女子フィギアが今ちょっと白けモードなのは採点基準がどうも公平じゃないとみんなが思っているから。だから、献金問題も公平に調べないと世論は盛り上がらないでしょうね。

話を戻して、私は、内閣官房報償費なんて凄い名前がついているお金(袖の下)は、主にメディア関係に流れたのではないかと思っている。もちろん、あの大手広告代理店中心に。

民主と自民、かつての敵といえども、利益が反する時もあるし、利益が同じ時もあるわけで。

言ってもらって、書いてもらっていいことと、仲間内(ある時は仲間、ある時は敵)で秘密にしておきたいことってあるだろうな~と勝手に想像している。

 

 


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