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貧乏人の逆襲!これもあり! [好きな本、おすすめの本]

久しぶりに腹抱えて笑った。しかも何度も

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

  • 作者: 松本 哉
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

 貧乏生活術や反乱の仕方過去例なんてのが書いてある。下は笑える部分の例を一部抜粋したもの

大学とは、自動車学校や英会話学校とは違い、一方的に技術や知識を教わって終わりというところではない。学生が自分のやりたい研究などを思う存分やるところだ。そういう意味では学生こそはその場の主役であるはずだ。だが、大学の経営者連中は、「ハイ、授業を受けたら余計な活動はしないでさっさと帰って」みたいなことを言い出しやがる。当然それはけしからんだろうということになり、やみくもに大学に居座るという闘いをやることになった。

まずはコタツ闘争。大学敷地内の広場(もちろん野外)に突如としてコタツを設置し、帰宅途中の学生をとりあえず呼びとめて大宴会をやるというイベント。これがやたらと盛り上がる。寒い時には鍋をやったり、秋には七輪でサンマを焼いたりしているとその辺を歩いている学生がやたらと集まってくる。そのまま盛り上がっていたらやたら大人数で騒ぎ始め、しまいには掃除のおじさんとか、こういうのが好きな教授なんかも混じって飲んでいってしまう。特に悪いことではないような気もするのだが、企業社会に媚びた大学作りをもくろんでいる連中にとってはこんなことがあっては困るらしく、激怒して怒鳴り込んでくる教職員もいる。怒鳴り込んできたところで我々はコタツで鍋をやっているだけで、あまり弾圧してる姿もかっこよくない。

 この頃、筆者は法政の貧乏くささを守る会を結成していたそうだ。いや~私も筆者よりはかなり前の時期に都内の貧乏くさい大学に通っていたので、笑いながらも、ノスタルジーにしばし浸った。貧乏くさい大学に通えてよかった。

もう一箇所引用する。これは真実だ[exclamation]

ちなみに・・・・、「正社員で働いているし、結婚して子供できて、家も買ったし、なんとか『勝ち組』かな?」などと思っているキミ!思いあがってはいかん!!気の毒だが君もすでに立派な貧乏人だ。本当の『勝ち組』はちょっと仕事を休もうと、何年も何もしなくても自然と金が舞い込んでくるシステムを作ってる奴らのことだ。こんな状態の奴はとんでもない努力とまぐれ当たりと人を蹴落とす勇気がないとダメだから、普通ムリだ。それに何もしないで金が舞い込んでくるということは誰かが替わりに働いているということなので、世が世なら貧乏人に囲まれて袋叩きも覚悟しなければならない。

 一方、われわれがちちょっとでも仕事を休んだらどうか?たちまち金が尽き、ぐうの音も出ないようになるに違いない。そんな自転車操業の我々はまさしく貧乏人なのだ。むしろ、いまの日本社会の90%以上は貧乏人階級だと言っても過言ではない。せいぜい優秀な模範囚か問題児の多い囚人かの違いで、結局囚人であることに違いない。こうなったらもはや脱獄しかないな!

そんなだれも勝てないような競争社会に巻き込まれるなど、まっぴら御免だ。

全くその通りだ。これでいえば私は、脱獄しているが表面上は中にいる振りしているっていう奴か?そして、ちらちらと脱獄そそのかしている。

自分の性分は群れるのは嫌いなので、一匹オオカミ(正確にははぐれ子連れメスオオカミ)で自分なりのやり方でやっている。

それぞれ個性があるから、脱獄の仕方もいろいろあっていいんじゃないかな。

外務省等官庁辞めるのもいいし、自分で何か始めるもよし、仲間でなにかやるもよし、それこそ、百人いれば百人やり方があるはずだろう。

ちなみに9歳の息子、母親がげらげら大笑いしているのに触発されたのかこの本を読みだした。進路は決まった[ひらめき]


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