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金融のしくみの本当のからくりを覗いてみる。 [本]

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫 あ 3-1)

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫 あ 3-1)

  • 作者: 安部 芳裕
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 文庫
著者は金融システム設計者の意図にきづいたきっかけとして、1999年、NHKで放送された『エンデの遺言』という番組をあげている。
読んだ時に一瞬タイムスリップしたように感じた。私も見ていたからである。著者はお金のシステムそのもに問題があること、地域通貨という試みが行われていることを知り、地域通貨グループを立ち上げたという。私も地域通貨を知り、ほんの小さな勉強会をしたことがあった。
読み進むうちに長年の疑問がきちんと整理されていくようで、なにかすっきりしていく面持ちだった。整理されていく事柄のひとつひとつは決して愉快な事柄ではないが。
20代の頃から抱いてきた 銀行は他人の褌で相撲を取っているという感覚、学校で教えられている社会、経済の概念は現実に即していない絵空事という感覚が全く正しかったと思った。最近、広瀬隆氏の「赤い盾」を苦労して読んだので、歴史の裏が実によくわかった。私自身恥ずかしながら、社会科の教員の免許を持っているのに社会を教えられないと思ってきた。嘘は教えたくない。直観的にはうすうす感づいていたものを整理して目の前に出してくれて感謝したい気持ちだ。
ロスチャイルドというとあまたの陰謀論(実に様々なおまけがついている)と一緒にされてしまうかもしれないが、著者も述べている通り、国際金融資本とその同盟者は実に周到な計画を立てて、それを根気よく何代にも渡って彼等の理想とする社会を作り上げようとしてきたのだ。これを陰謀という言葉で受け流してしまっては大樹の葉っぱだけを見ているようなものだ。
ホームページもある。こちらは少し前から知っていたが、じっくり読むことができなかった。やはり私は活字で育った世代のせいか本の方がやっぱり落ち着く。
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