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失礼ですが、お顔を拝見しただけで麻生さんはやばいぞーと思ってしまいました。 [ニュース]

昨夜はちょっとびっくりしました。なにげなくTVをつけたら首相辞任ですから。

次の首相候補は麻生さんかというテロップを見てぞっとしました。

私は麻生さんをTVで拝見するたびに嫌~な印象を持ってました。なぜ人気があるといわれるのか不可解でした。

その原因をこの間見つけましたので、以下転載します。

坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 昨日(10月31日)の内閣改造で、
麻生太郎氏(福岡8区)
http://www.aso-taro.jp/index2.html
が、外務大臣に就任しました。ポスト小泉の一人として将来の首相候補になったとマスコミから大きく取り上げれられています。

 福岡県内からは、将来の首相候補として、そして冷え切った日韓・日中関係の改善に手腕を発揮すると期待の声が上がっています。
 
 福岡県内のテレビニュースの街頭インタビューでは、麻生外相就任を祝う声が数多く聞かれました。もちろん、広田弘毅(1978年~1948年)以来の福岡県出身の首相誕生を期待する声もです。
 
 (広田弘毅は外交官として活躍し、外相も務めました。そしてA級戦犯として東京裁判にかけられ、処刑されました)
 
 福岡県民の一人として、私は外相就任おめでとうございますと言うべきでしょうが、そのかわり、次のことを言います。
 
 麻生外相は、韓国・朝鮮人と被差別部落の人々の生き血をすすってのし上がった一族の出身です、と。
 
 麻生外相は、政界に入る前は麻生セメント(現在は麻生ラファージュセメント)の社長でした。この会社の前身は、かつて福岡県・筑豊地方に数多くあった炭鉱を経営していた麻生鉱業です。この麻生鉱業(創立当初は麻生商店)は、福岡県のみならず日本有数の石炭産業会社として「日本の近代化・産業化に貢献した」と評されています。炭鉱経営で得た利益をもとに鉄道・電力・病院、そしてセメント会社を設立し、財閥を形成しました。麻生外相は、その麻生グループの3代目後継者です。麻生グループは今も福岡県有数の企業グループとして大きな力を持っています。
 
 麻生一族は炭鉱経営で得た富と影響力で政界にも進出しました。
 
 麻生外相の父、麻生多賀吉(1891年~1980年)は吉田茂首相の3女・和子と結婚し、衆議院選挙に立候補し当選しました。自民党の実力者として活躍しました。麻生外相はその政治的地盤を引き継ぎました。
 
 麻生外相は吉田茂の孫です。高祖父は「明治維新の三傑」大久保利通、曾祖父は昭和天皇の重臣だった牧野伸顕、義父は鈴木善幸首相です。妹・信子は三笠宮寛仁親王妃です。まさに華麗なる一族です。
 
 さて、もともとは農村の豪農地主にすぎなかった麻生家が、日本有数の名家(今流行りの言葉で言えばセレブ)になったのは、炭鉱経営で得た富でした。その富は、韓国・朝鮮人労働者と、被差別部落の人々を搾取することで得たものでした。
 
 私の手元には、消滅した筑豊の炭鉱の全貌をモノクロ写真で記録した写真集
 『写真万葉録筑豊』(全10巻 上野英信・趙根在監修 葦書房 1986年
  
http://www1.ocn.ne.jp/~ashi/)
  
があります。経営する側ではなく、そこで働く労働者と地域の人々の視点で炭鉱を捉えた記念碑的写真集です。その写真集の第9巻「アリラン峠」は、韓国・朝鮮人炭鉱労働者とその家族の姿が納められています。

 この本の53,54ページにハングルで書かれたビラの写真があります。私はハングルが読めないので内容が分かりません。しかし、ガリ版刷りで印刷されたビラの文字から、ただならぬ緊張感が感じられます。「労働者諸君!」・「内地労働者」・「東京労働総同盟」・「世界労働者」と書かれた漢字から、労働争議に関する呼びかけであることが推測されます。「麻生」の文字もあります。
 ビラの最後には漢字で一回り大きく書いてあります。
 
 「打倒暴力搾取之巨魁麻生財閥 民族的差別待遇絶対反対」
 
 これは、1932年8月14日から9月3日の約1ヶ月間に渡って、韓国・朝鮮人労働者が戦った麻生炭鉱争議のビラです。日本人労働者よりも2割安い賃金(この時期は輸入石炭との価格競争を理由に3割値下げ)、首切り、長時間労働、リンチ、侮辱、厳しい監視に対しての怒りが爆発したものでした。
 
 麻生鉱業は日韓併合以前から、いち早く韓国・朝鮮人労働者を雇用していました。その待遇は上記の通りでした。当時、日本の炭鉱の韓国・朝鮮人労働者に対する労働条件はどこも劣悪でしたけれども、麻生鉱業が経営する炭鉱は、ひときわ悪いものでした。「圧制ヤマ」としてその名をとどろかせていました。
 
 立ち上がった韓国・朝鮮人労働者に対して、麻生鉱業は警察とヤクザを使って潰しにかかりました。多くの血が流されました。その韓国・朝鮮人労働者とともに立ち上がって戦ったのが、被差別部落出身の日本人労働者でした。
 
 豪農地主として、多くの被差別部落の小作人を支配下においていた麻生家は、被差別部落の人々を、経営する炭鉱に送り込みました。また、九州各地や中国・四国地方から生活の場を求めて流入してきた被差別部落出身の人々を、積極的に雇用しました。差別を恐れて声を上げないことにつけ込み、低賃金と劣悪な労働条件のもとで酷使したのです。人々は「ゲザイニン」と軽蔑され、職種・住居(炭住)・風呂に至るまで差別されました。しかし、米不足から起こった1918年の「米騒動」を機に、被差別部落の人々は立ち上がるようになり、1922年の全国水平社を結成しました。翌1923年に、九州水平社が結成され、差別撤廃闘争を展開しました。被差別部落の人々の多くが炭鉱労働者とその家族であった筑豊においては、差別撤廃闘争は労働運動を意味しました。そして、麻生争議では、同じように差別に苦しんでいた朝鮮人労働者と連帯して、戦いました。被差別部落の人々はカンパを集め、米を朝鮮人労働者に送りました。(『日本民衆の歴史 地域編9 赤いボタ山の火 筑豊三池の人びと』66ページ 新藤東洋男編 三省堂 1985年)。韓国・朝鮮人と日本人の民衆が連帯した数少ない例です。
 
 この麻生鉱業争議は、スト参加者263人が解雇されたことで労働者側の敗北に終わりました。
 
 その後、韓国・朝鮮人の労働運動は厳しい取り締まりで壊滅に追い込まれ、日本への絶対的服従を強制される協和会運動に飲み込まれました。
 
 水平社運動も、同じように軍国主義体制の強化で、沈黙と政府と政府への協力を余儀なくされました。
 
 その後麻生鉱業は、賃金や労働条件の改善をあまりしないまま、韓国・朝鮮人と被差別部出身者を炭鉱に送り続けました。火災や落盤、出水、ガス爆発などの事故で、多くの人びとが犠牲になりました。それは日中戦争激化と太平洋戦争開始でさらにひどくなりました。物資不足と人員不足で安全対策がおろそかになったこと、安全を無視した採炭が原因でした。そして、いわば移住で渡ってきた人びととは別に、強制的に連れられてきた韓国・朝鮮人や中国人も、麻生が経営する炭鉱に送り込まれました。その人びとが、どのような運命をたどったのかは多くの書物に述べられています。また、本土へ疎開した沖縄県出身者も炭鉱に入りました。
  
 太平洋戦争敗北後、労働運動が自由になったことで、炭鉱労働者は激しい労働運動を行い、めざましい成果を上げました。韓国・朝鮮人労働者も祖国分断の苦難にあいながらも、活発な運動を展開しました。被差別部落解放運動も活発に行われました。
 
 しかし、1950年代半ばから始まった石炭から石油への「エネルギー革命」によって、石炭産業は崩壊しました。生活の基盤であった炭鉱は次々に閉山したました。廃墟が広がり、多くの人びとが筑豊から去りました。その多くが高度経済成長に沸く太平洋ベルト地帯に移りましたけれども、中には農業移民としてブラジルやアルゼンチンなどの南米に移住した人もいました。また、北朝鮮に「帰国」した韓国・朝鮮人労働者とその家族もかなりいました。
 筑豊に残った人びとは、その多くが失業に苦しみ、生活保護と失業対策事業、日雇いの仕事でかろうじて生活しました。
 
 一方、麻生家は2代目総帥麻生多賀吉が、吉田茂首相の娘婿になったことで政界に進出し、「華麗なる一族」への道を進みました。グループの主力事業を石炭からセメントに転換したことで、生き残ることができました。
 
 麻生太郎氏外相就任おめでとう、次は首相か、という声があふれています。
 
 しかし私は、政界で華麗な活躍をしている麻生氏の足下には、踏みつけにされた韓国・朝鮮人と被差別部落の人びとの屍があることを指摘します。そして彼は踏みつけにされた人びとの叫びが、全く聞こえていないことが、「創氏改名」や「一民族」発言で明らかです。
 
 ですから私は祝いません。
 
坂井貴司
福岡県柳川市
E-mail:
suikyounomizu at cnc.megax.ne.jp
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1クリックで助かる命がある
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http://www.dff.jp/index_t.php
http://www.bokinpark.com
http://www.thehungersite.com/cgi-bin/WebObjects/CTDSites

 

この記事は最近読ませていただいている カナダde日本語 で見つけました。

これ以上自民党が政権を続けても良いことはなさそうですね~

今日は本当はエドはるみさんのことを書きたかったのに~

明日にしま~す。


 


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